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2008年3月16日日曜日
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がん予防効果のページ
「がん予防効果」では、お茶のがん予防効果について紹介しています。
どうぞゆっくりとご覧くださいね。
お茶のがん予防に関する学問的な解明が始まって約20年が経ちます。今,緑茶抽出物と緑茶カテキンはがん予防の可能性をもつ最も重要な食品機能性成分として世界的な注目を集め,精力的な研究が続いています。 緑茶のがん予防のメカニズムを整理すると,1.突然変異(発がん開始:イニシエーション)の抑制,2.発 がん促進(プロモーション)の抑制,3.悪性腫瘍化(プログレッション)の抑制,4.がん細胞の特異的増 殖抑制(選択的細胞増殖抑制やアポトーシス誘導),5.がん細胞の転移抑制,の各ポイントでカテキンが 有効であることを示す試験管内や動物の実験的データが数多くあります。このように多面的な抑制作用を示す食品成分はほかにはなく,分子,遺伝子レベルの作用機序解明が続け られています。 緑茶カテキンの動物や人での吸収,代謝,排泄は,まだ十分なデータは得られていません。数%が吸収され大半が糞中に排泄されるといいますが,更なる解析が必要です。 一日,湯呑み茶碗10杯の煎茶を飲む人の緑茶カテキン摂取量はおよそ0.6~1.2g/人/日で,番茶ではこれより少なめ,缶ドリンクのカテキン量は通常,リ-フティ-の1/2~2/3です。緑茶カテキンの発がん抑制有効量は疫学デ-タから20mg/kg体重/日,動物実験から10mg/kg体重/日で,臨床応用には20mg/kg体重/日が用いられています。体重50~60kgの日本人の場合,1日あたりの量は1.0~1.2gです。鮨屋の上がりに出てくる大きな湯飲みのお茶(粉茶)なら3杯分というところです。 ヒトでの介入試験で,1日10杯以上のお茶を飲んでいた がん患者で発症遅延効果を,1日5杯以上飲んでいる乳がん患者では再発率が低下する予後の改善効果を認 めています。また,緑茶カテキンおよび緑茶抽出物のがん予防薬としてのヒト臨床応用試験が1997年9月から米国で進め られています。日本の企業研究所と米国の国立がん研究所,或いは,テキサス大MDアンダ-ソンがんセンタ-との二つの共同研究です。いずれも第二相試験に入ったことが2000年の夏に報道されています。 近い将来,お茶や緑茶カテキンが一般健常者のがん予防食事メニューに加えられ,がんの高危険者グルー プに対しては予防薬となる日が来るかもしれません。
どうぞゆっくりとご覧くださいね。
お茶のがん予防に関する学問的な解明が始まって約20年が経ちます。今,緑茶抽出物と緑茶カテキンはがん予防の可能性をもつ最も重要な食品機能性成分として世界的な注目を集め,精力的な研究が続いています。 緑茶のがん予防のメカニズムを整理すると,1.突然変異(発がん開始:イニシエーション)の抑制,2.発 がん促進(プロモーション)の抑制,3.悪性腫瘍化(プログレッション)の抑制,4.がん細胞の特異的増 殖抑制(選択的細胞増殖抑制やアポトーシス誘導),5.がん細胞の転移抑制,の各ポイントでカテキンが 有効であることを示す試験管内や動物の実験的データが数多くあります。このように多面的な抑制作用を示す食品成分はほかにはなく,分子,遺伝子レベルの作用機序解明が続け られています。 緑茶カテキンの動物や人での吸収,代謝,排泄は,まだ十分なデータは得られていません。数%が吸収され大半が糞中に排泄されるといいますが,更なる解析が必要です。 一日,湯呑み茶碗10杯の煎茶を飲む人の緑茶カテキン摂取量はおよそ0.6~1.2g/人/日で,番茶ではこれより少なめ,缶ドリンクのカテキン量は通常,リ-フティ-の1/2~2/3です。緑茶カテキンの発がん抑制有効量は疫学デ-タから20mg/kg体重/日,動物実験から10mg/kg体重/日で,臨床応用には20mg/kg体重/日が用いられています。体重50~60kgの日本人の場合,1日あたりの量は1.0~1.2gです。鮨屋の上がりに出てくる大きな湯飲みのお茶(粉茶)なら3杯分というところです。 ヒトでの介入試験で,1日10杯以上のお茶を飲んでいた がん患者で発症遅延効果を,1日5杯以上飲んでいる乳がん患者では再発率が低下する予後の改善効果を認 めています。また,緑茶カテキンおよび緑茶抽出物のがん予防薬としてのヒト臨床応用試験が1997年9月から米国で進め られています。日本の企業研究所と米国の国立がん研究所,或いは,テキサス大MDアンダ-ソンがんセンタ-との二つの共同研究です。いずれも第二相試験に入ったことが2000年の夏に報道されています。 近い将来,お茶や緑茶カテキンが一般健常者のがん予防食事メニューに加えられ,がんの高危険者グルー プに対しては予防薬となる日が来るかもしれません。
お茶で健康GET
お茶と健康のページ
「お茶で健康GET」では、お茶の効用と健康について紹介しています。
どうぞゆっくりとご覧くださいね。
私はお茶大好き人間です。1日に緑茶を5~6杯、バナバ茶と杜仲茶の混合茶を4杯飲んでいます。日頃からお茶と健康の関係に非常に興味を持っています。嗜好品として親しまれているお茶は、体の機能を調整する有効成分の宝庫です。栄西が「喫茶養生記」の冒頭で「茶は養生の仙薬、延命の妙術なり」と書き始めていることからわかる ように、古くからお茶には薬効的な性質があるといわれてきました。それは日本よりはるかに古い歴史をもつ中国でもそうだったようですし、中国から茶を輸入していて飲 み始めたヨーロッパでも同様の事でした。世界中にはいろいろなお茶があります。私達の生活になじみ深いのは、なんと言っても緑茶ですよね。また紅茶やウーロン茶なども生活に欠かせないお茶の一つでしょう。さて、ご存知の方も多いと思いますが、緑茶、紅茶、ウーロン茶はいづれもツバキ科の茶葉が原料とな ってます。色や味や形が違うのはそれぞれの製造の違いによるものなのです。お茶はもともときれいな緑色をしてますが、製造過程で茶葉に含まれるカテキンが酸化されて別の物質に かわり、ウーロン茶や紅茶のような色がついてきます。これに対して緑茶が緑色をのこしているのは、葉を摘み取った直後に高度な蒸気をあてて造られる為、葉 の中の酸化酵素(酸化を促進させる物質)が働かなくなり、カテキンが酸化されないまま保たれます。このため紅茶などとは異なり、緑茶には酸化されないカテキンが豊富に含まれているのです。健康によいとされるお茶の成分はカテキンの他にも、テアニンや、ポリサッカロイドなどまだまだ沢山あ ります。このコーナーではお茶の成分・効用と気になる健康をひもといていきたいと思います。
「お茶で健康GET」では、お茶の効用と健康について紹介しています。
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私はお茶大好き人間です。1日に緑茶を5~6杯、バナバ茶と杜仲茶の混合茶を4杯飲んでいます。日頃からお茶と健康の関係に非常に興味を持っています。嗜好品として親しまれているお茶は、体の機能を調整する有効成分の宝庫です。栄西が「喫茶養生記」の冒頭で「茶は養生の仙薬、延命の妙術なり」と書き始めていることからわかる ように、古くからお茶には薬効的な性質があるといわれてきました。それは日本よりはるかに古い歴史をもつ中国でもそうだったようですし、中国から茶を輸入していて飲 み始めたヨーロッパでも同様の事でした。世界中にはいろいろなお茶があります。私達の生活になじみ深いのは、なんと言っても緑茶ですよね。また紅茶やウーロン茶なども生活に欠かせないお茶の一つでしょう。さて、ご存知の方も多いと思いますが、緑茶、紅茶、ウーロン茶はいづれもツバキ科の茶葉が原料とな ってます。色や味や形が違うのはそれぞれの製造の違いによるものなのです。お茶はもともときれいな緑色をしてますが、製造過程で茶葉に含まれるカテキンが酸化されて別の物質に かわり、ウーロン茶や紅茶のような色がついてきます。これに対して緑茶が緑色をのこしているのは、葉を摘み取った直後に高度な蒸気をあてて造られる為、葉 の中の酸化酵素(酸化を促進させる物質)が働かなくなり、カテキンが酸化されないまま保たれます。このため紅茶などとは異なり、緑茶には酸化されないカテキンが豊富に含まれているのです。健康によいとされるお茶の成分はカテキンの他にも、テアニンや、ポリサッカロイドなどまだまだ沢山あ ります。このコーナーではお茶の成分・効用と気になる健康をひもといていきたいと思います。
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